[コメント] 心と体と(2017/ハンガリー)
監督の作品を初めて観たが、言いたいことがはっきりしており、ド直球の表現が好きだ。光と影の撮影、ピンポイントの対象物、現実と夢の対比。すべてが上手くまとまった作品だ。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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作中の鹿の撮影にはかなりの時間を要したとのこと。これが功を奏していて、主演二人の夢と重なり、ドキドキする。
孤独な中年男とコミュ障女の心の底にある、相手と(心身ともに)交わりたいという潜在意識を、これほどうまく表現した作品に、超ドキドキした。直接的な性描写がある訳ではないのになまめかしく、誰にでもある(であろう)ココロとカラダで「愛し合う」という過程を、じりじりしながらも共有できた。
食肉牛の屠殺シーンが現実であるということ、ヒトも同じように現実を生き、夢の中でも生きているという事実。
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