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[コメント] さよなら、僕のマンハッタン(2017/米)

苦くて、青くて、身勝手で、痛い。若いころの恋愛なんて、そんなものかもしれないが、私には主人公の振る舞いを正視できない。ところがだ。
プロキオン14

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

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ところが、話は、「そんな方へ?」。父の浮気とか、その相手に魅かれてしまう展開とか、今まで振り向いてくれなかった想い人が、急に気持ちが近くなったり、だけどもう彼女の事は眼中になくなったし。そして「誰も幸せにならない」ことをぶちまける主人公に、腹立たしくも感じたり、若さゆえの「男の痛さ」も感じたし。

そんな、恋の行方が、どこかへすっ飛んでしまった。「あれ?」。それまであまりストーリーに絡んでこなかった母親の「秘密」がクローズアップされる。

投げた紙ヒコーキが、思い切り反れて、思ってもみなかった方へと飛んで行ってしまった印象。話は悪くはないんだけど、仲間外れになってしまったミミちゃんがかわいそうで。そしてこの主人公は、この先「いい恋愛」をできない気がする。

あと、邦題も、マンハッタンにサヨナラしたのはミミちゃんだけで。センスない。原題は劇中歌として流れたサーモン&ガーファンクル曲名=小説のタイトル。私なら、小説タイトルの『ニューヨークの少年』のままか、もう少年という歳でもないので、『僕のNYライフ』とか、う〜ん、難しいね。

(評価:★3)

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