[コメント] サラエヴォの銃声(2016/仏=ボスニア)
サスペンスを醸し出すはずの逸話の集合体が発酵せず、現代の欧州がはらんだ葛藤や不穏さが立ち上がらないので映画的な面白みがない。装置としての“ホテル”のカタチが見えない(原作が戯曲だから?)からだと思う。足りないのは長くて短い100年という時間の気配。
(ぽんしゅう)
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