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[コメント] 溺れるナイフ(2016/日)

四肢が長くしなやかで、表情が艶めかしい小松菜奈をただひたすらに・執拗に『濡らす』本作。存分に彼女の魅力を堪能できる。一方で菅田将暉の役どころは腑抜けで天邪鬼で「そのまま溺れさせとけ」と突き放したくなる。それだけ彼の演技が巧い証なんだろうけど。女の子に言い寄られても逃げ続ける男っていうのは「あの件」があったとしても見苦しい。青春謳歌なシーンはどれも眩しくていい映像。
IN4MATION

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







島、海、炎、祭り。

これぞ映画独特の匂い。

キャストが「じゃ」を台詞の語尾に使うもんじゃけぇ、てっきり瀬戸内が舞台かと思っていたら、エンドクレジットでは和歌山がロケ地でワロた。

最期、自殺したレイプ犯をどう処理したのか、ちゃんと描写してくれい。

火祭りで菅田将暉が舞うシーンで誤魔化している気がする。

神事をあんまり玩具扱いせんでくれ。

あと、「いい描写」ではあるけれど、ふたりの出会いの海中シーンやチャリンコふたり乗りのシーンをやたらと挿し込まんでもええから。

監督が自分の映像に酔っちゃいかん。

しつこいぞ!w

そう、この監督の演出はしつこい。

執拗に小松菜奈を濡らす。

海で、川で、雨で、涙で。

そのくせパンツも乳も見せようとせん。

けしからんっ!

火祭りの日のレイプが未遂なのか完遂なのかもそのせいで曖昧だ!

ここ、結構重要だと思うんだけどっ!

完遂なら菅田将暉がイジケるのも男として理解できるんじゃっ!

そこが甘甘描写なんで★5はやれんっ!

レイプ犯は自殺じゃなくて「きちんと」航ちゃんが殺してしまう方がスッキリした筈。

ラストの故郷からの旅立ちのシーンとか蛇足もいいとこ。

**********

どうでもいいが、上白石萌音は「かなちゃん」役が続くなぁ笑

ちはやふる』からずっと「かなちゃん」だ。

「航ちゃんと夏芽ちゃんはお似合いじゃと思うんよ」からの「夏芽ちゃんは災いの元じゃ、もう関わっちゃ駄目じゃ」、そして「夏芽ちゃん、もう二度と航ちゃんに会わんで」だもんな〜。

この変貌ぶりは人間臭くてかなり可愛いぞ。

だがしかし、僕は小松菜奈推しです笑

(評価:★4)

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