時間に相当うるさいらしく、すべて的確な時間で行動する主人公。人望も相当厚く、時間が空いたら就活の手伝いにデブのダイエットに協力し、行きつけのレストランでは読書を楽しみ、それを見ていた売春婦に好かれてしまうという、無菌感が半端じゃない主人公なんです。最初は「こんな人の良すぎる主人公つまんねぇ！」と途中観るのやめようと思ったんですが、売春婦がトラブルに巻き込まれるあたりから面白くなります。マフィアの事務所でまさかの皆殺しの展開に驚きました。ゲーム会社の「ロックスター」のゲーム視点のように「グォォオ・・・」と周りがスローに見えるあの視点。かなり格好いいですね。あれぐらいスローに見えてたら銃なんか所持してなくても無双ですね。オレでも勝てる気になります。相当なプロらしく、ぶっ殺した後もまったく証拠残さない所もいいですね。その後ロシアンマフィアの殺し屋に追われるんですが、敵側の殺し屋も相当の腕前とぶちキレっぷりが凄く、アイルランド系のボスをボッコボコに殴り殺すシーンがあるんですが、本当に容赦無く何度も何度も殴り蹴りを続けるんです。見てて怖いくらいなんですが、アイルランド系のボスもなかなか死なないタフさも良かったです。しかし相当の腕前の殺し屋も、主人公の職場「ホームセンター」で戦いの場を選択したのは命取りでしたね。マイク室の場所も分からんようなマフィア共に絶対勝てるわけないもんね。あのシーンは、ランボーが州警察を森へ誘い込み重傷を負わせるシーンを思い出しました。あとラストのロシア殴り込みですかね。あそこのシーンは、3819695さんがレビューで書いてあったんですが、「ロシアに乗り込んでマフィアの頭領を殺害するシーン」は僕も余計だなと思いました。程良くタイト感がある作品だったのに、一人でロシアまでいって組織をつぶす描写は、さすがに強すぎるし笑っちゃいます。