[コメント] 楽隊のうさぎ(2013/日)
何も起こらない「中学生日記」
校舎に入り込む眩しい日差しと、揺れる木々の緑。
そして中学生たちの顔がまず良い。
素人っぽさを極限まで保持しながら、これだけ顔ぶれが良いのはオーディションで厳選された証拠だろう。
大人には何も起こってないように見えて、実はその些細なことこそが、中学生生活においては重大なのである。
自我を覆う皮膚が極端に薄い中学生という生き物。
張り詰めたというと言いすぎであるが、その空気感を大切にしている。
例えばコンクール優勝を目指すとかのノルマ設定がない時点で、この映画の勝利である。
部活、もう一度体験してみたいなぁ。
文化部も悪くないなぁ。
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