[コメント] モンキー・ビジネス(1952/米)
♪パイを一切れ下さいな、と突然ステップを踏み出す奥さん。やはり彼女はジンジャー・ロジャース、御年40、最高の自己パロディ。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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民放のBSでかかったので見直したのだが、若返りの薬のCMが何度も挟まり、そのたび爆笑させられた。素晴らしい相乗効果だった。半世紀前にはただの冗談だった話が、今では現実のものとなっている。まっとうな壮年が一番いいのだという本作の結論は、21世紀になって別の意味を持ち始めている。毒入りスラップスティック作品の、あらまほしき展開というべきだろう。
インディアンネタを挿入するのはホークスらしいというべきか。放送禁止かと思いきや、BSは堂々流していた(部分的にカットされていたのかも知れません)。子供らにポリリズムを伝授して草叢から斜めに登場するケイリー・グラント、赤ん坊に哀願してタクシー運転手を混乱させるジンジャー・ロジャース、この後半のカットバックは圧巻。猿も赤ん坊も、俳優全員が総出でバカに奉仕している姿がとても麗しい。
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