★4 | 語り尽くされた戦争だが、それでもその発端部分はそれほど言及されている訳でもない。対戦の終結から10数年、戦勝の余韻冷めやらぬムードの一種の華やぎが記録されたフィルムこそ貴重かもしれない。過ちは幸福の中で萌芽し真実は不幸の中でこそ見出される。 (けにろん) | [投票] |
★4 | 戦争というものは格好良いものでもなんでもないことを改めて思い知らせてくれる作品でした。
[review] (TM(H19.1加入)) | [投票] |
★3 | 立場やインタヴュー時期の如何を問わず、登場する人々の発言があまりに率直であることに驚く。彼らは決して「嘘」をつかない。「東洋人の命の値段は安い。人口が多いからね。彼らにとって命は重要じゃないんだ」なんて言葉が悪びれた様子もなく口にされてしまう。カメラはそれを撮る。マイクはそれを録る。 [review] (3819695) | [投票(1)] |
★5 | 映画史上初めて、「加害」側と「被害」側が同じ高さのカメラ視線で捕らえられ、つまりは「人」と「人」は対等であるべきだという立場に立って、戦争の内実と意味が検証された映画だろう。こんな良作をものしながらも以降、同じ過ちを繰り返す人間の愚かさが虚しい。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(2)] |