[コメント] 夜の女たち(1948/日)
戦後間もない映画に特有の、肩に力の入った感じがこの作品にも見られる。あの戦前の豊穣な人間洞察が、借り着のような理想論展開に置き換わってしまった。ラストの「焼きいれ」のシーンだけが妙に生々しい。この未消化な「戦後」を押し付けられた田中絹代が気の毒というほか無い。
(ジェリー)
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