★5 | 提示した謎を謎のままにすることを全く恐れておらず、動機や心理をぶった切って端的に行動のみを描きつつ、無関係の人々や自然の営み(素晴らしい顔の連続、素晴らしい河や木々の揺らめき)をも心地よい光と影の中で紡いでみせる。廃屋を建て直す一連の労働作業や川辺のピクニックに漲る幸福感も良い。映画の、画面の美しさとはまさしくこれだと。 (赤い戦車) | [投票] |
★4 | まあ、冷静に見れば変わり者が変わった行動を取っただけの話なんですが・・・・。 [review] (TM(H19.1加入)) | [投票] |
★3 | さすがに『素晴らしき放浪者』を期待したわけではないが、今更「書を捨てよ」が何らかの価値転倒をもたらすはずもなく、その穏当な佇まいに幾許かの好感は抱きうるにしても、ま、はっきり云って面白くはない。いい「顔」を揃えてはいるが、主人公が全登場人物中で最も魅力に乏しいのも辛い。撮影は非常に美しい。 (3819695) | [投票(1)] |
★3 | 冒頭の、図書館の書籍にナイフが突き立てる衝撃的な導入部から、ポー川の廃墟を住居とするよみがえる現代人としてのキリスト像。映像は濃密でさすがエルマンノ・オルミと納得させるものはあるが、、、
[review] (セント) | [投票(1)] |