[コメント] サブウェイ123 激突(2009/米)
冒頭からスピード感がある斬新なカメラワークが観客の興味を引き付ける。トニー・スコットらしい派手さ。ジョン・トラヴォルタの好き放題の狂的演技。 それを受けるデンゼル・ワシントンの静謐演技。まあ、娯楽映画としての道具は揃った。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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だれるところのない演出はさすがで、ぐいぐい引き込まれていく。エンターテイメントの常道を行く。よほどでない限り眠る人はいないだろう。そんな、結構お買い得ムービーだ。
やはりこの映画のハイライトはデンゼル・ワシントンが善人ぶっているくせに、やむを得ず自分の犯した罪を吐露してしまう下りでしょう。これは面白かった。作品に厚みを増している。
でも、ノートパソコンで車内を撮影していながらそれが露見しないというのもちょっとオチがなさすぎるというか、もったいない展開。またラスト、廃墟の駅からホテル経由で逃走するシーンも、何も犯人どもが歩いていくことはないでしょう。腑に落ちません。
それより、デンゼル・ワシントンが俄然ジョン・トラヴォルタに挑む心理も明瞭でなく、今回は脚本に少々物足りなさも残りました。
でも、2時間はあっという間。カップで見るには おススメです。
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