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[コメント] P2(2007/米)

毎日利用しているはずの地下駐車場が変質ストーカーのために監禁場所になってしまう(ここがミソなんでしょう。)終わりまでの一気のサスペンスクライム映画だ。
セント

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

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登場人物が少なく閉塞的ともいえるシチュエーションなのでいわば密室心理劇ともいえるが、ねちっこい演出と主役の二人の演技が迫真的で意外や盛り上がってしまう映画だった。退屈しのぎの女性のボディ&服装というサービス精神も旺盛で、この監督、エンターテイメントの真髄を知っているらしい。

この映画の見所は被害者が加害者になってしまうその瞬間の重い時でしょう。ガソリンが彼女の逃げる方向に運よく流れて来て、彼女をいたぶっていた小型電気ショッカーが近くにあった状況で生まれ出る殺意の瞬間。B級映画だから深くは描写していないが、何も殺す必要はなかったのではないか、といった罪の意識は彼女に以降のしかかるはずだ。だが、観客には怖いけれども爽快感も生じたのは事実であります。なかなかの佳作。

(評価:★4)

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このコメントを気に入った人達 (2 人)サイモン64[*] IN4MATION[*]

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