[コメント] 赤線地帯(1956/日)
宮川さんらしさを強く感じるショットは比較的少ないように思えたが、それでも、
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
映画を見終った人むけのレビューです。
これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
若尾文子が救急車で運ばれたあとにライトが落とされたところに京マチ子が佇み、その後に人がいなくなるシーンや、三益愛子が茶屋を出て田舎道をひとり歩く後ろ姿のショット、同じく三益愛子が息子を追いかける後ろ姿のショット、などが印象に残る。
キャラクターとしては、それが製作側の狙いだろうが、京マチ子に救われた。登場時にポーズをとっての「8頭身や」には大いに笑わせてもらったし、周りに迎合しないながらも、突き放しもしないバランスに安心感あり。
溝口イズムが語れるほどの知識が自分にはないが、他の方も書いていたとおり、この内容を86分で描き切る手腕には感服する。
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (1 人) | [*] |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。