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[コメント] 時をかける少女(2006/日)

思春期少女もの、話は小粒。
ぱーこ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







○ドは酷評フンプンだし、ブレイブ○ートは子ども向きのようだし、オタクのみなさんがお祭りしているというのでこれを見ました。

このタイムリープは、結局個人の記憶の問題に収斂される。問題なのはまことの記憶だけで、回りの人物はまことの記憶を通して存在する。つまりは一人称の映画だから、観客はそれ以外の視点を封じられる。それが破れそうになる箇所が、スリリングだった。美術館員のおばがまことにタイムリープを指摘するところと、時間が止まった街で千秋とまことが話すところ。それをのぞけば、これはSF仕立てのジュブナイルで、定番の男2人女1人の友情物語である。画面の完成度は高く安心して見られるが、少女の気持ちを丹念に追っただけの内容だった。

家の作りやデジタル時計や美術館員などに大林宣彦の「時をかける少女」のオマージュを感じるが、絵柄は「猫の恩返し」みたいでテーマは「海がきこえる」だからやはりアニメ系列の作品と思った。

(評価:★3)

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このコメントを気に入った人達 (4 人)緑雨[*] みそしる disjunctive[*] uyo[*]

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