[コメント] ピアノ・ブルース(2003/米)
ピアノを通じて語られる、ブルースを起点とした極私的イーストウッド音楽史と考えれば、ジャズやR&Bへと広がる展開にも納得できる。そういった枠にとらわれない自由さこそが彼の持ち味でもあり、故に私達は彼の映画を愛するのだ。
ここでの彼に厳しい表情はない。心底音楽を、そしてピアノを愛する柔和な男の物語としてこの映画をとらえるのも面白いと思う。
挿入されるフィルムの躍動感あふれるピアノの調べも楽しい佳作である。
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