[コメント] エターナル・サンシャイン(2004/米)
映画を見終った人むけのレビューです。
これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
物事の捉え方次第で、楽しくもなったり辛くもなったり。そういう経験は私も有りです。人の捉え方もそう。付き合い方もそう。
事実は換えられないけれど、それをどう捉え、どう乗り越えていくか・・・で恋愛も変わってくる。私は相手をイヤって思った時点でスッパリ別れを選んでしまうことが多かったが、もしかしたら、考え方さえ変えていれば今でもうまくいっていたかも・・・・と思うことが多々ある。
この映画を観て、記憶がどうこう・・・という話よりも、そちらが私には印象的だった。結局2人だって、好きだから許せなかったりイヤなところが目について腹がたったり、意地を張ってたり・・・なんだよなぁ。それが、記憶を消すということによって、ハッキリと示され伝わってきたので、妙に自分の恋愛を反省されられてしまった。
2人が記憶を消すことに至った理由はラストまでお預け・・・ということで、ラストまではなんとか記憶に残るようにしようともがく2人に切なさを感じたりキュンとなったりで、また違った意味で楽しめた。
さて、そのときは精一杯考えて別れたつもりでいた人・・・であるが、気持ちの持ち方次第でもっとうまくいってたかも・・・と思うことがある。別れた当初は、忘れてしまったほうがラクだし、忘れてしまいたい・・・と思ったりもした。しかし、やはり今、その記憶を消してしまおうとは思わない。時間がたったらやっぱりいい思い出だったし、自分も一生懸命恋愛していたし、いろいろ考えた。それってやっぱり、時間が経つといろんな意味で財産になってるんだよなぁ。
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