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[コメント] 紅の豚(1992/日)

愛すべき人たち。映画を見終わった後の心地よさ。あのイタリア語の歌、歌えるようになりたい。
terracotta

いやなにね、わたしゃこの世界に生きてみたいよ。まあジーナみたいになんてとても無理な話だけど、ピッコロの親父さんの孫の一人としてででも。いや、さらわれる女学校の生徒の一人でもいいな。うーん、あのなさけないマンマ・ユート団の一人でもいい、いやいや、ジーナのレストランの客の一人でも・・・なーんて、思ってしまうほど、いいですねーこの世界観。地中海の陽光の中で、流れる時間もゆったりとして、悪役もなんだか憎めない。いやそもそも悪役なんているのかしら、この映画の中に。

何よりも大事なのは加藤登紀子さんの歌だ。この世界に欠かすことの出来ないというか、加藤登紀子さんの歌がこの世界観を作るとても大切な部分であると思える。見終わった後のこころの置き所が、とても落ち着くんですよ。はっきり言い切ってしまわないところもいい。こういう気持ちのいい映画、最近少なくなったよう泣きがする。それは私の思い込みだと思いたい。

(評価:★5)

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このコメントを気に入った人達 (6 人)赤い戦車[*] sawa:38[*] 紅麗[*] ナム太郎[*] megkero[*] ガブリエルアン・カットグラ[*]

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