[コメント] 鉄砲玉の美学(1973/日) - 更新順 (1/1) -
この腰砕けな展開の素晴らしいこと。凡百の「胸のすく」ドラマを転覆させて殆ど純文学。増殖する兎に喰い尽くされる精神において『仁義の墓場』(75)と正に兄弟作で、肥えた吉行和子みたいな森みつるが印象深い。 [review] (寒山拾得) | [投票] | |
本来はもっとデリケートな話だと思うのだが、ただただ怒鳴るだけの渡瀬の一人芝居は類型的で地に足つかず、鉄砲玉の心の揺れなど一向に立ち現れない。冒頭の欲と消費のイメージや、飼い慣らされたウサギ、「頭脳警察」も融合せず目指す世界観が実を結ばない。 (ぽんしゅう) | [投票] | |
ダサい主題歌、グロテスクなオープニングから印象的だし、うだつの上がらないチンピラを渡瀬恒彦が好演。兎が飼いたくなった。 (直人) | [投票] | |
「わいにかて、鉄砲ぐらい撃てまっせ。」 [review] (町田) | [投票(2)] | |
格好悪さを格好よさに変換してしまいたい誘惑に抗して、格好の悪さを格好の悪いままに描いてみせたのが見事なのです。 (_) | [投票(1)] |