コメンテータ
ランキング
HELP

[コメント] 夏の遊び(1951/スウェーデン)

「あの夏」を終えると、人は残りの人生を「劇場」で過ごすことになる。いつまでたっても「化粧」を落とすことができずに、楽屋の鏡の前で自問自答を続ける。
muffler&silencer[消音装置]

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







「それもいいかもしれない」と珍しくベルイマンは自らの青春時代に重ねて語る。

鉛筆アニメが動きだすシーンや、生にしがみつく髭の叔母など、ちょっとしたベルイマンの遊び心が、いつになく面白い。

ところで、ベルイマンはこの映画が自作で一番好きなのだそうだ。「『第七の封印』は頭で作ったが、これ(『夏の遊び』)は心で作った」と語っている。

(評価:★4)

投票

このコメントを気に入った人達 (3 人)寒山拾得[*] けにろん[*] ina[*]

コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。