★3 | 何をやっても上手くいかないという空気をよく映している。冒頭の高橋長英の歩く仰角カットなんてガラスの下から撮っているのでしょう、それが全く上手くいっていないのだ。ただそれなりに刺激はある。伊佐山ひろ子の彼を演じる谷本一がいい雰囲気。あとニコンFとモードラの使い方はいかがなものか。 (ゑぎ) | [投票] |
★4 | 「何も表現するものがない」という若い芸術家の悩み。虚勢→ヤケクソ→自信喪失→女と寝る→最初に戻る。生きることを巡るぐじゃぐじゃ。それが生の全て。藤田は描く、「何もない」ことを。 (淑) | [投票(2)] |
★2 | 縦縞のパンツのチャックがおりた瞬間、時代の甘き香りがした。面白かったのはその一点のみ。マネキンの裏に隠れようが、豚を煮ようが、そんなことが映画的瞬間とは感じられない。いろいろと試しているけれど、どれもチグハグな印象。脈絡がない、というか。 (リヤン) | [投票] |
★2 | 内容的には、何とも言えず妙な味わいでただのロマンポルノでは無いが、「だから、何だ」としか言いようのないストーリー。今となっては、桃井かおりの唯一のロマンポルノ出演作、犬猿の仲と噂の桃井かおりと伊佐山ひろ子の競演という価値しかない。高橋長英は、何とも言えない色気と言うか、可愛さのある役者だなぁ。豚の首をはねるシーンが凄い。['07.4.5VIDEO] (直人) | [投票] |
★4 | 自らの力で前進不能。70年代初頭の閉塞感と足踏みを続ける若者の焦りを高橋長英が好演。目の上のタンコブである団塊世代山谷初男の何かを悟ったような根拠なき余裕は、彼らにとって憧れであり脅威なのだ。桃井かおり、伊佐山ひろ子共演の貴重な1本。 (ぽんしゅう) | [投票] |
★1 | 何かを訴えかけようとしている(らしい)事は何となく伝わる。が、ただのロマンポルノではないという事を言いたいだけなのかも知れない。冗舌なマニアがどこを切り取って賛辞を贈ろうとも、私には擁護する点を見つける事は不可能である。 (sawa:38) | [投票(1)] |
★3 | 低予算密室エロドラマ。高橋長英って人はなんというかいつもスキだらけで哀愁を感じさせる良い役者だ。まさしく天然素材。映画は大和屋と藤田の個性がぶつかりあって妙な出来。大和屋のがやや勝ってる。 (町田) | [投票] |