★3 | 岸恵子の仰角ショット。後景のビルの窓ガラスに太陽光が反射して彼女の頭上ギリギリから逆光が差し込む。武満徹によるジャズの劇伴。カッコいいオープニングだ。銀座を歩く岸(東銀座6丁目への行き先案内板が見える)。 [review] (ゑぎ) | [投票] |
★2 | すでに観客に周知された事実を登場人物間に小出しにし続ける話法が甚だ退屈で、岸恵子も山村聰も通り一遍、魅力的なのは武満のジャズの劇伴だけというお粗末。 (寒山拾得) | [投票] |
★4 | 相続を巡る女の確執は『女系家族』の粘度と磁場はなく小粒感拭えぬが、よく言えばドライ。それ以上でも以下でもない。山村のエロ演技が想像以上にスケベなのと美佐子のクールネスが恵子を圧倒。シャワー室から夜這いに至るシークェンスこそ佳境。 (けにろん) | [投票] |
★3 | 武満のクールなジャズに乗せてクールに描きたかったんだろうけど、プロットを追うことだけに終始している印象。もっとドロドロしたのが好み。 (TOMIMORI) | [投票] |
★4 | 南条範雄の原作に小林・川又・武満・岸の才能がからみ合い、それは見事な松竹フィルム・ノワールに仕上がった。5点付けてもいいのだが、小林ならもっと、橋本忍だったらもっと、と思ってしまったので4点に留めおく。MVPは岸に劣らぬファム・ファタールぶりを見せた新人・芳村真理に。 (町田) | [投票] |
★3 | サスペンス的なストーリーなのにテンポがゆっくりだし、音楽もヨーロッパ映画のよう。岸恵子が妙にブス。新人時代の芳村真理が新鮮。山村聰、渡辺美佐子、信欣三が好演。['04.11.27京都文化博物館] (直人) | [投票(1)] |