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shionoさんのコメント: 点数順

★2あるスキャンダルの覚え書き(2006/英)短いカットの積み重ねで芝居の情感を断ち切っているが、ドライで突き放したタッチというわけではなく、ディンチのナレーションとフィリップ・グラスの音楽が感動を押し付ける。この監督はまともな演出ができていない。役者が気の毒だ。[投票(1)]
★2フラガール(2006/日)郷土史から目を背けているから人間が空疎で、感動シーンで心が動かない。そういうつくりの映画だとしても、ストーリーテリングが適当すぎる。[投票(1)]
★2クラッシュ(2005/米=独)一見リベラルに見えて実は保守中道。ミドルクラスが気持ちよく見られるようにできている。 [review][投票(1)]
★2RED レッド(2010/米)キャストに免じて好意的に観ていたが、竜頭蛇尾で終わってしまった。台詞もテンポも眠たいのに、なぜかアメリカでは受けてるんだよなぁ。このセンスがわからん。[投票]
★2マンデラの名もなき看守(2007/独=仏=ベルギー=南アフリカ=伊=英=ルクセンブルク)凡作。前半で人間と人間の関係性を描けなかった故に後半が失速する。看守の人生さらには南アフリカの現代史へと展開する終盤はうまくいっておらず退屈の極み。 [review][投票]
★2ブラックサイト(2008/米)アナログオバちゃん顔のダイアン・レインが夜勤のサイバー犯罪ウォッチャーという意外性。FBIアカデミー叩き上げではなく民間登用の専門家なのだろうと引かれて見たが、まったくの期待外れだった。 [review][投票]
★2ザ・バンク 堕ちた巨像(2009/米=独=英)仮にも組織犯罪を題材に取り、非ハリウッドを志向するのであれば、活路はアジア映画の中にしかないのではないか。などと思ってしまうほど、この映画は西欧的老人臭さに満ちている。 [review][投票]
★27つの贈り物(2008/米)ロザリオ・ドーソンの「アタシ惚れちゃったぁ」の表情はよかったが、しかしなんと頭の悪いホンであろうか。プロデューサーにウィル・スミスも名を連ねているというのが呆れる。 [review][投票]
★2ワールド・オブ・ライズ(2008/米)この規模の仕事としては最低レベル。ミュンヘンなのかジェイソン・ボーンなのか路線すら覚束ない。人物や出来事に肉薄していかないので、彼らだけで世界が動いていると錯覚させてくれるはずのスター俳優のマジックが機能しない。酔わせてくれない。[投票]
★2ミッドナイト イーグル(2007/日)槍〜穂高の空撮目当てだったが、無残な失敗作。キャラクターが動いていない、生き生きしていない。山岳班は喋り芝居が多く、アクションはほぼ皆無。東京班は編集長と絡む竹内結子がチャーミングという程度。彼女はテレビの告知で桃缶のシーンが見せ場と言っていたが、そのとおりだと思った。[投票]
★2萌の朱雀(1997/日)画が汚い、といって悪ければ説明的、言語的。シナリオをただ映像化しただけの極めて退屈な凡作で、映画的創意工夫の痕跡が感じられない。[投票]
★2マイアミ・バイス(2006/独=米)溶岩流のように真っ赤に燃える街の灯りとか、夜空に浮かぶ紫色の雲といった、デジタルビデオによる粒子の粗い高感度撮影が斬新だ。だが肝心の中身がタコ。潜入捜査も恋も危うい綱渡りのはずなのに、コリン・ファレルのキャラが頭悪すぎて危険な香りがただよってこない。[投票]
★2悪名一代(1967/日)序盤の掴みは期待させるものだったが、作りが雑。マイナーリーグの勝新も気合が入らず手抜き仕事。[投票]
★2tokyo.sora(2001/日)最初の40分はおもしろかったが、人物が二人になると内輪で閉じてしまって、とてもヒトサマにはお見せできないものになってしまう。共感のための会話は部外者にはノイズでしかない。中でも喫茶店はひどすぎる。[投票]
★2歌行燈(1960/日)辛口採点。成瀬版で描かれなかったストーリーを補完してくれたという程度の感想に留まる。[投票]
★1時をかける少女(2010/日)何度も席を立ちたくなった。懐古趣味に遊ばず、プロダクションデザイン主体で74年を描く方針は支持するが、幼稚な脚本は救えない。映画青年が出てくる映画は駄作だ、とつくづく思った。 [review][投票(4)]
★1ブラインドネス(2008/カナダ=ブラジル=日)オルタナ系の愚作。こういうイマジナティヴな設定はアンダーグラウンドの舞台演劇でやればいい。会話のつまらなさ、芝居のくだならさも耐え難い。[投票(3)]
★1シャッターアイランド(2010/米)駄作。スリラーはスコセッシの資質ではないにしても、ここまで酷く間延びした演出はあんまりだ。映画館を監獄に変える拷問のような一品。[投票(1)]
★1ゆれる(2006/日)オダギリジョーと真木よう子の夜のドライブはアメリカのインディペンデンス映画みたいだ。だがオダギリが真木の元を去る省略の仕方は考え抜かれたものというより監督の力量不足に思えて仕方がない。 [review][投票(1)]