[コメント] ヴィオレッタ(2011/仏) - 点数順 (1/1) -
とりあえず中身は平凡な美少女である娘のみならず、煩雑な過去を抱えた母親の身にも寄り添えるような演出法であるところは救い。母親の「狂態」は決して狂気ではなく、平凡な人生を呪う「特別な人生を強いられた」彼女なりの愛情であった。監督エヴァ・イオネスコの分身である主人公より、母親の諦念は深く悲惨な色彩に満ちているのは監督の誤算だろうか。 (水那岐) | [投票] | |
少女時代を失ったエバ・イオネスコの回復を祈る。いかにもバカなフランス女のイリナ・イオネスコと事情は違えど、我が子を売る親は世界中に存在する、この日本にも。不幸せなことだ。 (ペンクロフ) | [投票] |