★3 | 予告編から全体は想定できた。そしてまさにその通りの映画であった。一人の男の魂の遠吠え。がなりたてるアリランの唄。でもそれはやはり映画であった。映画そのものであった。そしてまさに虚構の世界であった。
[review] (セント) | [投票(1)] |
★4 | カメラを向けられとたん人は平常心でいられなくなる。身構え方に程度の差こそあれ、プロの役者でもズブの素人でも同じだ。だから自分にカメラを向けるということは、意識の有無にかかわらず、どんな嘘をつくべきかを自答自問すること。そして映画とは嘘の凝縮。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(1)] |
★2 | ギドクを「韓国の北野武」と呼ぶのは非常に嫌なのだが、今回ばかりはこの作品が『監督・ばんざい!』に等しいというネガティブな意味でその比喩を使わざるを得ない。本作をギドクは「ドキュメンタリーであり、ドラマでもファンタジーでもある」と形容するが、ことジャンル論で言うならこれはセルフ・チア・フィルムだ。実験作とてエンタテイメントの性格を棄てなかったギドク作品にあってベクトルは確実に歪んでいる。 (水那岐) | [投票] |
★3 | キム・ギドクは純粋だ! [review] (ペペロンチーノ) | [投票(1)] |