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[POV: a Point of View]
【シャルロット・ゲンズブール】の魅力
そう、それは『小さな泥棒』から始まった。

シャルロット・ゲンズブールの魅力が作品の中で、どれだけ堪能できるかに焦点を合わしてみました。『小さな泥棒』を見て、彼女の魅力にはまりました。少し突き出た下唇、とがった顎、ふてくされたような、つんとした表情、飛び抜けて美しいというわけではないが(失礼)、母性本能をくすぐるような、妙に惹きつけるものを持っているのは天性の資質だろう。A:彼女の魅力を十二分に堪能できる。B:彼女の存在感が出ている。C:見事に騙されました。ほんのちょい役。これは詐欺に近い(というか、こちらの過剰な期待と、思い込みの激しさ故ですね…)。 彼女出演の『愛を止めないで』登録申請中
A★5アンナ・オズ(1996/スイス=仏=伊)エリック・ロシャン監督の前作『愛を止めないで』は単調な作品になっていたが、今作はじっくり撮るカメラワークが見事な映像に仕上がった。現実と虚構の区別がつかなくなってくると、もうこの作品の魅力にとりつかれた証。耽美な映像も存分に堪能でき、これは隠れた名作の域に達していると思う。シャルロット・ゲンズブールのベスト作品に『小さな泥棒』が譲れないとしたら、彼女の裏ベスト作品はこれで決まりだ!投票
A★5ジェイン・エア(1996/英)シャルロット・ゲンズブールの抑えぎみの演技がいい。それだけに後半の一場面で感情を露わにする場面に感動できる。印象に残る場面が多い。また、美しい映像に融けこんだ伸びやかな音楽も素敵だ。投票(2)
A★5小さな泥棒(1989/仏)シャルロット・ゲンズブールの中でも個人的ベストの映画。彼女のふてくされた表情やときおり見せる笑顔がストーリーに違和感なく溶け込んでいてすばらしい。この作品で彼女の魅力にとりつかれた。投票(1)
A★4ラブetc.(1996/仏)短髪のシャルロット・ゲンズブールも魅力的だ。三角関係が描かれている。成熟した彼女の、揺れ動く気持ちが上手く表現されているが、あの結末は少々いただけなかった。しかし、流れるような映像が美しく、テンポもいい。シャルル・ベルリングのストーカーまがいのしつこさも、見ものだ。重たい内容だが案外サラッと描かれているので、後味は悪くない。投票
A★4なまいきシャルロット(1985/スイス=仏)何といってもシャルロット・ゲンズブールが幼くて初々しい。彼女のはにかむ姿や苛立ちの表情、物憂げな視線、すべてが愛しい。(ってちょっと危ないか…。) 思春期の苛立ちや憬れを等身大に表現した佳作。投票(8)
B★4カンフー・マスター!(1987/仏)ジェーン・バーキンが娘の同級生に惹かれてしまう設定が斬新。一見ありえないような設定だが、彼女にかかるとそういうのもあるかな、と思わせてしまうところがさすが。娘役のシャルロット・ゲンズブールも出番は少ないながら少女の複雑な心情を、あのすねたような表情で見事に表現しており、印象に残る。題名が陳腐な気がするが、内容は期待以上の出来だ。投票
B★4フェリックスとローラ(2000/仏)監督がパトリス・ルコントで、主演がシャルロット・ゲンズブールとくれば、いやがうえでも期待しないわけにはいかない。シャルロットは、あえて化粧を濃くすることで、謎に包まれた身上を象徴したのだろうが、濃すぎ…。彼女の心情は決して共感できなかったが、シャルロットなので許せてしまうかな…と。フィリップ・トレトンの彼女を想う姿や飾らない素朴な演技、遊園地の仲間たちの一体感にささやかな癒しを得た。投票(2)
B★3愛されすぎて(1992/仏)映画の雰囲気は好きなのだが、3人の登場人物の気持がよく分からなかった。それにしてもイヴァン・アタルシャルロット・ゲンズブールの共演は多い。夫婦になってしまうのも然りか。投票
B★3メルシー・ラ・ヴィ(1991/仏)色調の統一された映像が美しく、少女二人の存在感もあいまって、前半まではもしかして傑作か?と胸が高鳴ったが、後半になるにつれて物語の道程が変容をきたして現実と虚構の入り混じった展開においてきぼりにされた。印象深い作品であることは間違いなく、また鑑賞してみたいと感じた。投票(1)
B★3ぼくの妻はシャルロット・ゲンズブール(2001/仏)率直に言えば、イバン・アタルには、私生活のパロディよりも、オリジナルストーリーで勝負してほしかった。彼が監督になるのは、映画監督役で出演していた『恋人たちのポートレイト』で象徴されていたと勝手に見ているのだけれど。シャルロット・ゲンズブールを映画の中で活かしきれていない印象を受けた。枠に収まってしまったかなと。そんなことを観ながら考えていたら、素直に楽しめなかった。それがちょっと残念。投票(1)
C★4他人のそら似(1994/仏)話はテンポよく進み、快調。最後まで飽きさせない。本物が偽者になってしまうという強烈な皮肉が痛々しい。映画としては良い。しかし…。シャルロット・ゲンズブール目当てに見たのだが、泣きを見た。ほんの一場面だけとは。あのパッケージは詐欺だ。絶対に詐欺です。あれはないです。あれはちょっとおかしいよ。あれは。(しつこい…)投票
C★2アニエス・vによるジェーン・b(1987/仏)正直なところ娘のシャルロット・ゲンズブール目当てで見たのだが、『カンフー・マスター』の場面からの2カット映像のみで、トータル5秒くらいじゃないの…(涙)。やられました…。ジェーン・バーキンファンは必見とは思うが、そうでないと見るのがつらいかもしれない。インタビューといくつもの劇が錯綜して描かれるが、ちぐはぐな印象で何が言いたいのか分からなかった。投票
1971年7月21日、イギリス生まれ。父親はミュージシャンのセルジュ・ゲンズブール、母は有名女優のジェーン・バーキン。84年『残火』で映画デビュー。出世作となった『なまいきシャルロット』ではセザール賞有望若手女優賞。『愛されすぎて』『愛を止めないで』などで共演した映画俳優のイヴァン・アタルと結婚し、子供も出産。99年には『ブッシュ・ド・ノエル』でセザール賞助演女優賞を受賞。
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