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[あらすじ] 眠狂四郎人肌蜘蛛(1968/日)

十余年ぶりの母の墓参に、甲府の村に立ち寄った眠狂四郎(市川雷蔵)。その村では将軍の妾腹から生まれた双子の土門兄妹が移り住み、村人は彼らの住居を「鬼館」として恐れていた。妹・紫(緑魔子)は村の男達を性の奴隷として弄んで惨殺し、妹に異常な執着を示す兄・家武(川津祐介)も面白半分に人間狩りを行うといった暴虐の限りを尽していた。他人の不幸には無関心の狂四郎だったが、自分と同じ暗い出生を持つ若者・薬師寺兵吾(寺田農)が「鬼館」に召集されることを知った時、怒りの円月殺法を炸裂させる・・・。(大映/80分)
AONI

シリーズ屈指の「猟奇」ものとしてカルト的な人気を持つ第11作。シリーズ最初の4作を担当した脚本家星川清司が、「近頃どうも眠狂四郎の感じが以前と違うという声を聞くから、もう一度やって」と市川雷蔵に請われて再登板。

狂四郎と「ボルジア家の兄妹」(16世紀のイタリアの名門家に実在した兄妹チェーザレとルクレツィアのこと。妹は兄の政略結婚の為に、夫を暗殺されている。兄の妹に対する異常な愛情を指摘する説もある。また、ボルジア家は秘蔵の毒薬でも有名。)を絡ませたらどうなるだろう、というアイデアから生まれたストーリーらしい。

(評価:★4)

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