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[あらすじ] めし(1951/日)

大阪で暮らす倦怠期の夫婦(上原謙原節子)。そこへ東京から姪(島崎雪子)がやってくる。姪に甘い夫に、鬱憤がたまっていた妻は実家へ戻るが、そこで彼女は「夫婦とは何か」を自分自身で問い直すことになる。[97分/モノクロ/スタンダード]
Yasu

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけの解説です。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
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この作品は千葉泰樹が監督するはずだったが、千葉の病気により代わって成瀬巳喜男が監督することになった。結果的にこの映画はヒットを収め、それまで低迷が続いていた成瀬の復活を印象づける結果となった。ブルーリボン賞ベストテン第1位、毎日映画コンクール日本映画賞など受賞。

なお原作は林芙美子の未完の小説だが、結末が書かれていなかったため、脚本の井手俊郎田中澄江が共同で創作した。ラストはもともと夫婦が別れる予定だったそうだが、興業面を考えて結局ハッピーエンドになったという。しかし井手は後年、「このラストはやはり間違いだった」と語っている。

(評価:★4)

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