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[あらすじ] たそがれの女心(1953/仏)

時は近世。貴族の社交界が、華やかなりし頃のパリ。浪費家の伯爵夫人ルイーズ(ダニエル・ダリュー)は借金の為夫の結婚祝いの首飾りを、こっそり出入りの宝石商レミーに売り払ってしまう。そして夜観劇中に「あら、無いわ。どこで落としたのかしら?」と夫伯爵(シャルル・ボワイエ)に言う。散々探すが、ある訳もなく、劇場側も‘探しておきます’となる。が、新聞に‘劇場で盗難事件’と記事が出る。それを見たレミーは、大事になってはいけないと、伯爵に注進に及ぶ、「実は・・・」。伯爵は、分かったと言って、その首飾りを買い戻す。そして妻に、何処かで無くしたのだ、諦めなさいと言うのだった。(まだ続きます)
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さて、その伯爵に愛人ローラがいた。一時の火遊び。そしてある日旅立つローラに、餞別として、あの首飾りを渡す。ところが彼女は、コンスタンチノープルのカジノですって、首飾りも巻き上げられてしまう。その首飾りは宝石屋のウィンドーに並び、それを買ったのは大使のダナティ男爵(ヴィットリオ・デ・シーカ)だった。

そのドナティはパリに戻って、2回美女とすれ違う。一度目は税関でのスレ違い。二度目は馬車同士がニアミスを起こし、謝りに下車すると彼女だった。話が終わり、去る彼女に「貴女の名は?」と聞くと「マダム、ド・・・」(原題)。後は馬車の音にかき消される。しかし運命は三度目を用意していた。ある舞踏会で、席が隣りになったのだ。それは、あの伯爵夫人だった。しかも、夫伯爵は顔なじみだった。ここから不倫物語が始まる。105分。

(評価:★5)

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