[あらすじ] バビロンの陽光(2010/イラク=英=仏=オランダ=アラブ首長国連邦=エジプト=パレスチナ)
2003年、イラク。フセイン政権崩壊の3週間後。12年前に出征して戻らない息子イブラヒムを探すため老母(シャーザード・フセイン)と、12歳の孫アーメッド(ヤッセル・タリーブ)は息子が居るらしい900km離れた砂漠の刑務所へ向かっていた。祖母はクルド語しか話せず、孫の片言のアラビア語がたより。父の記憶がない彼にとって、音楽家を目指していた父が残した縦笛だけが思い出の品だ。二人は廃墟と化した首都バクダッドへ向かい、そこから超満員のバスで目的地を目指す。1980年以降の度重なる戦火や虐殺により、今でも150万人以上の行方不明者を抱える現状を、弱冠33歳のモハメド・アルダラジー監督が訴えるイラク映画。(90分/シネマスコープ)
(ぽんしゅう)
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