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ルック・オブ・サイレンス (2014/デンマークインドネシアノルウェーフィンランド)

The Look of Silence

[Documentary]
製作総指揮エロール・モリス / ヴェルナー・ヘルツォーク / アンドレ・シンガー
製作ジョシュア・オッペンハイマー / シーネ・ビュレ・ソーレンセン
監督ジョシュア・オッペンハイマー
撮影ラース・スクリー
あらすじインドネシア。アディという眼鏡屋がいる。彼は高齢の両親と妻子を抱え、近所の高齢者に眼鏡を提供すべく出張検眼を行なっている。そして、政情不安期に兄を惨殺されている。ジョシュア・オッペンハイマーによって見せられたフィルムに写っていたのは、彼の兄の殺害を得々と語る近所の老爺だった。アディはオッペンハイマーに促され、兄を殺した男たちにおのれの罪を認めてもらう、という願いをもって家々をめぐる。やがて判ったのは、じつに善良で人懐こい男たちが罪悪感もなく虐殺に加わり、それを自慢すらしていることだ。「過去は過去だ。これを機会に我々も辛い過去を捨て、仲良くやっていこう」人々は異口同音にそう笑うのだ。『アクト・オブ・キリング』姉妹編。〔103分〕 (水那岐)[投票]
Comments
全2 コメント>> 更新順 採点順 投票数順
★4ドキュメンタリ映画でさえ作為の産物でしかありえないことを半笑いで誤魔化そうとした『アクト・オブ・キリング』よりも真摯だ。身じろぎしないカメラのフレーミング意識(複数の被写体、見る主体と見られる対象を同一フレームに収めるか否か)が「スター」映画だった前作以上の顔面力を引き出している。 (3819695)[投票]
★4人殺しが英雄の地位に座らせしめた前作のギャングスターどもはともかく、今回は「ちょっと人殺しもしちゃったけどアタシの自慢のお父さん」といった存在の指弾である。教育と洗脳ゆえに、彼らは恥じることなく酸鼻を極めた虐殺を説明し、正当性の存在と自主性のなさを語る。眼鏡屋が黙り込むのは隣人の無恥と、話の噛み合わない無邪気さゆえだ。 [review] (水那岐)[投票]
Ratings
5点1人*
4点3人***
3点0人
2点0人
1点0人
4人平均 ★4.2(* = 1)

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