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パラダイス:神 (2012/オーストリア=独=仏)
Paradies: GlaubParadise: Faith
製作 | ウルリヒ・ザイドゥル |
監督 | ウルリヒ・ザイドゥル |
脚本 | ウルリヒ・ザイドゥル / ヴェロニカ・フランツ |
撮影 | ヴォルフガンク・ターラー / エド・ラックマン |
美術 | アンドレアス・ドンハウザー / レナーテ・マルティン |
衣装 | ターニャ・ハウスナー |
出演 | マリア・ホーフシュテッター / ナビル・サレー / ナタリヤ・バラノヴァ / ルネ・ラプニク |
あらすじ | レントゲン技師のアンナ(マリア・ホーフステッター)は、生活のすべてをイエス・キリストに捧げている。賛美歌を欠かさず、贖罪のために自らの体を鞭打ち、信者たちを自宅に集め祈祷会を開く。アンナは夏休みを利用し、朝からマリア像を車に載せて移民の多い地区をまわり一軒一軒訪ねては布教活動をするのだが、言葉の通じない彼らに四苦八苦。そんなとき、事故で車椅子生活となった夫ナビル(ナビル・サレー)が2年ぶりに家に戻ってきた。イスラム教徒の彼に冷たく他人行儀に接し、キリストを恋人のように慕い崇めるアンナ。その態度に苛立つナビルのアンナに対する行動も徐々に過激なっていく。「パラダイス」3部作の2第作。(113分) [more] (ぽんしゅう) | [投票] |
使命か本能か?何がそこまでさせるのか?抑圧した欲望を信仰にすげ換えた女が、恐らく経済的にあまり恵まれない地域で必死に訪問布教するさまは、あまりに狂っていて滑稽。しかし長回しで繰り広げられるそのやり取りは、あたかも本物のやり取りのような臨場感に溢れていて凄い。 (味噌漬の味) | [投票] | |
ザイドゥルの哄笑混じりのサディズムがキリスト経由で主人公の遮眼帯を装着したマゾヒズムと黄金率とも言えるバランスで均衡している。仕事へ布教へと赴く駅の定点ショットの埋没の連鎖が嵐の不穏へと一変する鮮やかさ。定型をぶち破る凄まじい絵力だ。 (けにろん) | [投票] | |
「禁欲」を貫くことで自らの「欲求」を充足させるという矛盾。神にしか心開かぬ者が、自分が「人」であることを忘れ異人種にコミュニケートしようとする滑稽。ここまで女を頑なにさせた「世間」への嫌悪は、自らの欲望に対する不誠実さに起因しているに違いない。 (ぽんしゅう) | [投票] |
Ratings
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計 | 3人 | 平均 | (* = 1)
POV
パーソナル・カルト20 (けにろん) | [投票(3)] |
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