Epizoda u Zivotu Beraca Zeljeza
An Episode in the Life of an Iron picker
あらすじ | 少数民族ロマのナジフ・ムジチは、先の戦争に従軍しながら全く報奨金を貰うこともなく、仕事すら与えられず屑鉄拾いの生活を送っている。それゆえ、妻のセナダ・アリマノヴィッチにも報いられず、ふたりの娘たちにも楽しみといえばテレビくらいしか与えられなかった。ある日、セナダが出血を伴う激しい腹痛をおこし、ナジフは自動車で彼女を遠い街の病院へと移送する。その結果、セナダが身篭った三人目の子供はすでに死んでおり、それゆえの異常事態と判った。ナジフは力を振り絞った労働の対価を病院に届けるが、手術代には遙かに足りない、と病院側は彼らの依頼を拒絶する。ダニス・タノヴィッチ監督が母国の絶望的な現状を抉るセミドキュメント。〔74分〕 (水那岐) | [投票] |
★4 | 金が敵(かたき)の世の中で、よくある話だといえば、それはそうなんですが。 [review] (KEI) | [投票] |
★4 | この映画は主人公たちの日常生活を観賞する「作品」ではありません、我々の「なぜ?」という気付きを喚起させ、この物語の背景にある問題について考えさせるための「素材」なのです。
[review] (TM(H19.1加入)) | [投票] |
★3 | 「たったそれだけの事か」と呆れてしまうような事実だが、それが日常である現代を生きる人々の、表に出ることのない苦しさは伝わり諦念は心を絞り上げる。自動車やテレビは貧しい人の最低限の贅沢とはよく聞く話だが、それさえも奪われるという絶望的な立ち位置。ただただ遣る瀬ない。 (水那岐) | [投票] |
5点 | 0人 | |
4点 | 3人 | *** |
3点 | 4人 | **** |
2点 | 0人 | |
1点 | 0人 | |
計 | 7人 | 平均 ★3.4(* = 1) |
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