「素晴らしき哉、人生!」(AONI)の映画ファンのコメント
ゑぎのコメント |
或る夜の出来事(1934/米) | ここでのキャプラの演出は実にきめ細かい。コテージの雨、窓、川を渡るシーンの川面の光、忘れられない美しい撮影が随所にある。 [review] | [投票(2)] | |
スミス都へ行く(1939/米) | 現実ばなれしたファンタジーだが、フランク・キャプラらしい有無を云わさぬ豪腕な構成力でぐいぐい引きこまれる。 [review] | [投票(3)] | |
群衆(1941/米) | スタンウィックに今一つ納得性が欠ける。ブレナンも使いこなしているとは云い難いと思う。しかし、群衆の前でクーパーが演説しようとしてできないあの雨のシーンは本当に素晴らしい臨場感だ。ラストの市庁舎屋上の場面も特筆すべきスペクタキュラーな造型で瞠目する。フランク・キャプラ作品の中では最も画面に力のある映画だろう。 | [投票(1)] | |
素晴らしき哉、人生!(1946/米) | この映画は格が違うね。ちょっと納得できない演出も沢山あるが、多くの人がベストに上げることはようく納得できる。 [review] | [投票(8)] | |
ポケット一杯の幸福(1961/米) | デイモン・ラニアンの雰囲気を定着するという点においては立派な成功作だろう。 [review] | [投票] | |
我が道を往く(1944/米) | リーゼ・スティーヴンスがビング・クロスビーの楽譜にサインをしてくれ、と頼むシーンの最後の彼女の所作、楽譜のサインに息を吹きかける顔の表情なんか、ほんとうに演出家の仕事だと感じ入る。こういう部分が随所にある。 [review] | [投票(1)] | |
聖メリーの鐘(1945/米) | 多くの人がこの映画については真っ先にイングリッド・バーグマンの名前を上げているのだが、もう激しく同意いたします。ホントにバーグマンが輝くばかりの美しさだ。でもそれだけではないのですよ。 [review] | [投票] | |
靴をなくした天使(1992/米) | 結構無駄の多い演出。しかし、まるでフランク・キャプラを思わせるような、古いアメリカ映画のようなハート・ウォーミング・コメディであり、同時に現代的な善悪や正義のあり方を描いている。なんといってもダスティン・ホフマンが胡散臭くない数少ない映画の一つだと思うし、アンディ・ガルシアがいい。 | [投票(1)] | |
失われた地平線(1937/米) | はっきり云って冗長で退屈。やっぱり活劇としての画が強くないからだ。物語好きには受ける作品だろうが。あるいは、叙情的なシーンもなんとも幼い演出で驚いてしまった。 | [投票] | |
波も涙も暖かい(1959/米) | 晩年のキャプラ作品は映画として大甘だが、それでもやっぱり見捨てられない良さがある。映画の中盤、キャロリン・ジョーンズが二階の部屋の窓に腰かけ、ボンゴを叩くところから、ホテルの前の浜辺でシナトラ親子二人の会話シーンに移り、「High Hopes」という掛け合いの唄になる。やはりこゝが一番良いシーンだろう。 [review] | [投票] | |
ペイ・フォワード 可能の王国(2000/米) | いい加減な展開、人物の動機描写の希薄さには首をかしげざるを得ない。 [review] | [投票(1)] | |
我が家の楽園(1938/米) | 主役は矢張りライオネル・バリモアとエドワード・アーノルド。二人共見事な存在感だが、このある意味浮世離れしたお話を納得性のあるものにしているのはバリモアだ。説教じみた科白が彼の演技によって心を打つ。また度肝を抜く花火シーンだとか画面もスペクタキュラーでいい。ただし常に踊らされているアン・ミラーが煩い。 | [投票] |