伊丹万作の映画ファンのコメント
人生劇場 飛車角(1963/日) |
佐久間良子は幾ら絶叫芝居をしても爽やかさが微妙に残りベトつかず、この余裕が全編を支えている。お千代坊の本間千代子は本作から芸名を貰った訳ではない。これ以前に出演作があるからである。 [review] (寒山拾得) | [投票(2)] | |
紛れも無く仁侠映画の萌芽であると認められるのだが、しかし確かに文芸映画の残り香も強い。尾崎士郎をモデルとする青成瓢吉−梅宮辰夫を中途半端に残しているからか。 [review] (ゑぎ) | [投票(3)] | |
剣戟映画のイメージを色濃く留めた東映任侠映画の元祖的存在であるが、そういう資料的価値を越えた魅力を充分に備えている。ロケ、セットシーンともに気合の入った映像美を満喫。ただ、メロドラマですよコレ。 (町田) | [投票(2)] | |
任侠物に見えて、実はメロドラマ。鶴田×佐久間×高倉の三角関係に、男の義理や仁義が絡み合って盛り上がる、盛り上がる。この頃の佐久間良子は、本当に綺麗だなぁ。そら、取り合うわ。高倉健は、今と違ってアクティブな演技で、ちょっとビックリ。月形龍之介が、さすがの格好良さ。['06.8.21浅草名画座] (直人) | [投票(1)] |