★4 | 渦巻(1945/英) | 奇妙な味わいのあるラブストーリー。逆光撮影が素晴らしく美しい。海難シーンの迫力もすごい。 | [投票] |
★4 | 戦艦シュペー号の最後(1956/英) | 史実である戦闘が始まりから終わりまで一編の音楽のように美しく切り出されている。朝4時の海を表すために施された鉄製の手すりをぬらす露のリアルさ。アンソニー・クエイルからは生無垢の人物造形意欲が伝わってくる。本当の軍人がそこに立っているのだ。 | [投票] |
★3 | バグダッドの盗賊(1940/英) | カラー特撮の先駆的作品。ヨーロッパのオリエンタリズム趣味が横溢する楽しさ。あの王様のコレクション、ぜひ欲しい! | [投票(1)] |
★3 | 黒水仙(1946/英) | 修道院のセット、照明、全編にわたり吹き続ける風の表現など、映画としての魅力はとてもあるのだが、神経質でストレスの高い人物ばかりが登場するストーリーには退屈する。 | [投票(1)] |
★4 | 血を吸うカメラ(1960/英) | このジャンルの古典と思います。ラストまでかなり怖いです。 | [投票] |
★5 | 赤い靴(1948/英) | ブラックホールのような作品。映画の時空を歪ませる。ストーリー映画で、延々バレエシーンを見せ続ける荒唐無稽もさることながら、多重露光実写バレエという幻惑的な仕掛けは狂気の域。赤い靴のシンボル性が頂点に立つアナーキーさと、リアルなバックステージ描写の並置もまた根源的にラジカル。 | [投票(2)] |
★3 | 天国への階段(1946/英) | 1946年当時の作品にしては良くできた特撮。珍品でしょう。天国法廷のシーンを「事実」として見るか「臨死体験」として見るかは、観客の目にゆだねられており、解釈を固定化させてくれない点でも斬新。 | [投票(2)] |