サチン・ローヴァレーカルの映画ファンのコメント
裁き(2014/インド)が好きな人 | ファンを表示する |
真昼の不思議な物体(2000/タイ=オランダ) |
子捨て、代理母、変身、原点探しの彷徨。唄、舞踏、祈り、そして転生。港、戦争、宇宙へ。嫉妬、愛憎、裏切り、殺し、争い、報復。その終わりなき物語は続く。タイの土着風土と記憶をたどり、老若男女の肉体と意識を貫通し、現実と空想の混沌が紡がれる。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(1)] | |
文明の夜明けに世界各地で見られた神話発生の坩堝を覗き込んでいるようであり、またクノーの「文体練習」に似た言語遊戯が市井の人々に実践されるのに随伴しているようでもある。単一のプレミスの周りで気随気儘に付け足されるのは、各々の人となりと共に生活の息吹きであり、それは、また、様々な表現形態を模索する糸口となる。旅行者が散策がてらに収集したような町のざわめきが、そんな演出家の姿さえ宇内の点景として包み込む [review] (袋のうさぎ) | [投票(1)] |