[コメント] パンズ・ラビリンス(2006/メキシコ=スペイン)
「過去世紀スペイン」(←レビューにはこの元ネタ映画に関するネタバレもあり)
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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ダークですがファンタシーでは全くないので、『ハリー・ポッター』やら『ロード・オブ・ザ・リング』を引き合いに出して語るのは大間違い。その分、身も蓋もなさっぷりが心地よかったりもしますが。
悪くはない映画なんだけど、どうも私がこの映画に拒否されているように感じて仕方がなかったのは『となりのトトロ』と似ていて、それはことによったら、監督にとって本作の背景であるスペイン内戦が他人事だからなのか、それとも全編通して「上っ面をなでているだけ感」を横溢させることで「彼女のファンタシーには観客さえ入り込めない」と言いたかったのか。いずれにしても、感情移入はしにくかったです。
あ、表題コメントについてですが、話の構図はオチまで含めて『未来世紀ブラジル』のまるパクリということで。小物やセットが空想世界より現実世界の方がはるかに魅力的に作り込まれているのも含めて同じでした。ただし底意地の悪さはないので、そういうのを期待してはいけませんが。
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