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[コメント] キッチン・ストーリー(2003/ノルウェー=スウェーデン)

静謐で控えめなユーモアに思わず大笑い。
ボイス母

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







特に天井ののぞき穴での攻防ネタ(我が家の6才の幼児も大笑いしてた)

「人が生きる事」の基本みたいな部分がよく描かれていた気がする。 一人でもなんとなく楽しく生きて行けるけど、なんなら心寄せ合う関係の人が居れば、なおのこと楽しい。

「ちょっとした思いやりや親切、ユーモアが人生を救うのだ」というささやかな人生の真実がうまく描かれていて感動。

第二次世界大戦ではスェーデンは中立を守り、ノルウェーはナチスに侵攻された(それもほとんどだまし討ちのような形で) その辺りの歴史を知っておくと、更に理解が深まるの、かも?

近所の独身男のジェラシーも可愛いワリには悪質(だって線路だもん!)だが、まあ「愛情の三角関係」と読み解けば、理解できなくもナイ。 言葉を交わした事から、最終的にはその人生に責任を持つ事になる。 このあたりの感覚も「オトナ」でイイ。

(評価:★5)

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このコメントを気に入った人達 (4 人)狸の尻尾[*] わっこ[*] Yukke[*] RED DANCER[*]

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