以下『アザーズ』『女優霊』『たたり』『ホーンティング』『ホワイト・ナイトメア』（本作品のリメイク作品）に若干触れています．．．。

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ジョー・チップさんもコメントなさっていますが、中田秀夫はどう考えてもこの作品を見ていますね。女優霊の幽霊の見せ方はかなりこの作品にリスペクトされていた感じで、特にラストのガラス窓に男の顔が映り男の子が亡霊に憑依されるシーンは、そのまま引用されていたような感じです。

二年後に製作された『たたり』との関連も感じました。ポルターガイスト現象に対して、俳優の表情を大きく映し出し（特に大きく見開かれた眼を強調）、リアクションをしっかり描くことで恐怖感を醸し出す演出にはかなり似通ったものを感じました。 （対比的に『たたり』のリメイク作品である『ホーンティング』はＣＧ効果に頼りすぎて、俳優のリアクション面を描くのが、おろそかになっていたような感じがするのは至極残念でした。）

子供ふたりを守ろうとする若い女性という設定は『アザーズ』にも継承されていましたし、原点ともいえる本作品の質の高さがその後良質のホラーを産み出すのに、とても大きかったような気がします。

本作品は『ホワイト・ナイトメア』（１９９２年）という題名でリメイクされています。『リーサル・ウェポン２』のパッツィ・ケンジットが家庭教師を演じていますが、結構ハマッていて良かったです。ビデオが出ていますのでこちらもお奨めです。