[コメント] グッド・バッド・ウィアード(2008/韓国)
ほぼドアップと手ブレだけで構成された「テレビ画面用」映画。緊張感もかっこよさも感じられない。最初の設定が面白いだけにもったいない。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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単純に楽しめる映画を期待した。 結果、ほとんど楽しめなかったどころか、途中で寝そうになった。びっくりした。
鷹だか鷲だか忘れたが、それが登場する冒頭からセンスがない。 そこからセンスのない画面が延々続く。 夢を語りながら顔にズームアップした時にゃ、あまりのダサさにスクリーンにペットボトルを投げつけそうになった。 ワンパターンの登場人物の出し方。 ただ大人数が暴れているだけのカーチェイス(馬チェイス?)。 スピード感や迫力を手ブレやアップだと勘違いしているのか?とさえ思ってしまう。
おそらく、この話で必要なのは「緊張感」だったんじゃないだろうか。 アクションの盛り上がりにとっても、笑いにとっても重要だろうに。
しかし、序盤の列車強盗の設定は面白かった。 正直、ここだけで90分の映画に仕上げた方が面白かったと思う。 映画が進むほど、話も映像も雑になっていく。 ああ、でも、闇市での赤い番傘の所は、ちょっとだけ映画的な情景があったかな。ちょっとだけね。
どこぞの評論家が「オリジナル(『The Good, the Bad and the Ugly』)に対する敬意も、新しいアイデアも何もない」と酷評していたが、ちょっと言い過ぎな気もするけど、まあ、そう間違ってないと思う。
(09.09.06 ユナイテッドシネマとしまえんにて鑑賞)
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