[コメント] ブリッジ・オブ・スパイ(2015/米)
冒頭の保険金賠償交渉でドノヴァントム・ハンクスの人物と交渉ポリシーを明かしてストーリーは進む「交渉ドラマ」。スピルバーグ戦法はわかっているのに観客を引き込んで上手いよ。いかにも!じゃないスパイ役のマーク・ライランスの存在感が秀逸。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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ソ連のスパイ、アベルとアメリカ側の捕虜パワーズの交換交渉に、ソ連、ドイツ、アメリカの意図を絡ませつつ、ドノヴァンとアベルの友情にまで及ぶ大作だが、丁寧なストーリーテリングで飽きさせない。
敵ながら一人の人間として真摯に相手に対峙する弁護士とスパイ。 「国のため」を大上段に構え、保身と任務にのみ邁進する国家の手下ども。 夫の仕事ではあるが家族を守りたい妻。
戦時中だからこそ人柄を大切にする交渉ごとに、キレイごとに聞こえそうだが、胸を打たれた。
One, one, one. Two, two, two. Would it help?
これかのキーワードもクスリとさせる。
ドノヴァンはこの後、ケネディからキューバ人質解放交渉の任を受け、これも成功させたとのこと。交渉は信頼と切り札が大切と痛感。
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