何といってもラウラ・アントネッリの美しさに尽きます。特にその裸体の美しさといったら！！ 彼女の全裸こそこの映画の肝かも・・・これだけでもこの映画を見る意義があるというものかも(*^_^*) もちろんジェニファー・オニールも美しいのですが、愛人の彼女の裸体は見せずに妻であるラウラ・アントネッリの全裸を映し出す意味合いが奥深いです。

ラウラ・アントネッリは貴族社会に生きる女として尤もな行動をとりますが、あほなのはジャンカルロ・ジャンニーニかな？ たわわに実った果実の如くに美しくセクシーな妻を蔑ろにし、ただの恋のゲームをやってるだけの愛人に執心する。 美しく正しい妻をほったらかしにして恋愛ごっこにうつつをぬかし好き放題生きてきたくせに、妻の不貞を敏感に察知し嫉妬する。

あほかと。

薀蓄はたれるくせに、愛の何たるかも知らず理解せず、下賤な感情のおもむくままに行動し最悪を選択する。

・・・・とジャンカルロ・ジャンニーニに全く同調できないのはやや不満。キャスティングに問題があるのか演技に問題があるのか、よくわかりません。 もうちょっとジャンカルロ・ジャンニーニ扮するエルミル伯爵に魅力があればもっと悲劇的な感情を呼び起こせたかも？