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[コメント] 美しき結婚(1982/仏)

パーティのお客はみんな妹が目当てとベアトリス・ロマンは泣く。妹が美人なのだ。ヘンテコなテクノが鳴り、男への電話は繋がらなくなる。愁嘆場の悲喜劇。こんなときもロメールは偏屈な若者の味方をする。
寒山拾得

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







ラストシーンはファーストシーンと同じ場所、というのが「喜劇と格言劇」シリーズの決まり事らしい。本作では電車内。いろいろあった後、最初から定められていた運命の男を再発見する。違うのかも知れないが。どちらでもヘンテコなテクノが揶揄うように鳴る。終盤のパーティもテクノ。

格言は「夢想にふけらない人があるだろうか」。都市も田舎も素敵な撮影美術。田舎の実家の木枠の窓際に置かれたガラスの壺がとても美しい。これも懐かしいシネセゾン配給。

(評価:★4)

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このコメントを気に入った人達 (1 人)けにろん[*]

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