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[コメント] ウォレスとグルミット チーズ・ホリデー(1989/英)

よちよちまったりでシュールなスピード感。「面倒くさくてもとにかく手作り」という意地に「無意味の意味」が滲み、「愛せ、愛せよ」と私のこころが叫ぶ・・・チョチョイっと潤沢予算とCGで仕上げちゃうのとはお話の次元が違うのだ。筋からして丸きり「無駄手間」である。でも他愛なくかわいらしい無駄手間って、本当に素敵だよね。監督はきっとそれが「映画」だと言っているのだ。人生には無駄が必要なのだ。無駄を愉しめ。
DSCH

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







一挙手一投足に愛が宿る。あたたかい・・・

何億光年もの悠久の手塚的孤独を感じさせるロボットの悲哀と救済は落涙モノだし、ツッコミを許さない荒唐無稽の原型を見ることが出来て満足ですが、後年の高密度なハイテンションの方が私は好きかな・・・まあこのスピード感(後年とはカット割(視点変更)の回数が段違いに少ない)は仕方のないことなんですけどね。コレはコレ。そういう愛し方が正解でしょう。

グルミットのぴかぴかのお鼻が超可愛い。

(評価:★4)

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このコメントを気に入った人達 (1 人)緑雨[*]

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