[コメント] デイアンドナイト(2019/日)
前作『青の帰り道』および次作『新聞記者』も併せて見るに、藤井道人はどうも「遺品」を好みすぎる。危うい性向だ。半径五米以遠を描こうとするや途端に浮ついてメルヒェンに片足突っ込むのも習い性か。総じて紋切型の不用意な運用に難が多いが、油塗れの組んず解れつ演出は場の選定も含めて意気軒昂だ。
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