[コメント] ラスト・ワルツ(1978/米)
綿密に計算された撮影・編集が生み出す偉大なる予定調和とロックンロールの原初的衝動のせめぎ合いがかつてない緊張感を生む。なんてことは起こらず、そこに匂い立ってくるのは大らかなほのぼのムード。それは、あるいはアメリカン・ロックの良心。
などということを思っていると、ひとり不穏な空気を撒き散らすボブ・ディランが登場、錚々たる面子の中にあっても役者の違いを見せつけ、全てをかっさらってゆく。大人気ないなあと思わなくもないが、文句なしに格好いい。
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