[コメント] ロンゲスト・ヤード(1974/米)
製作してから時間が30年ほど経った今見ると、時を越えて観客を魅了する普遍的な強い何かに欠けている気がする。
のっけからバートレイノルズのモジャモジャ胸毛をベッドでいじるいかにも70年代っぽい雰囲気の女性が登場。 レイノルズはヒゲもすごいことになっていて、ビジュアル的にあまりにひどい。 刑務所に入って髪とヒゲをさっぱりしたらさわやかな男前になったのはさすが。
刑務所内での他の囚人からの妬み、所長や看守からの不合理な圧力・暴力、そしてそれを跳ね返すスポーツの爽快感や看守を打ちのめす爽快感など基本的な要素はキレイに押さえられている作品。
とはいえ、製作してから時間が30年ほどたっている今見ると、どうしても物足りなさが残る。 それはおそくらストーリーの卒なさに加えて、時を越えて普遍的に観客に訴える強い何かが必要なのではないか。 例えば構図の面白さとか、役者の素晴らしさとか、音楽の使い方とか。
そのプラスアルファが見えなかったのが物足りなく感じた原因か。
ちょっと気になったのは長身の怪物的な囚人役に出てる役者はいつもこんなイメージの役だなと。
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