[コメント] 貞子vs伽椰子(2016/日)
軽薄極まりない佐津川愛美が死に際してジュリエッタ・マシーナのような顔貌になったり、甲本雅裕の技術至上主義が勇敢さと互換したりと、状況に応じて造形が彫琢される。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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基本的に自助努力の話ではないのだが、悪化する事態に対応して霊能者のヒエラルキーが見えてくるのもおもしろい。しかし虐待された異形者が偶然の趣ながら解り合い結託する結末であって、人間ではなく異形者への同情で終わっている。そうなると前半で構築された人間たちの造形が使い捨てになってしまい、感情の持って行き場がなくなってしまう。
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