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[コメント] ジャッカルの日(1973/米)

派手なシーンはなくても、丁寧で渋い「つくり」が、優れたサスペンスとハードボイルドをつくりだす。
シーチキン

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







劇中には、人が死ぬシーン、殺害シーンそのものはあまり出てこない。記憶違いでなければ、全編を通じて死んだ人は、最後のも入れて、確か5人だったはずだ。

安易に、派手、あるいは凝った殺害シーンを登場させたり、バタバタ、バタバタ、人が死んでいくのがアクション、サスペンスだと思っているような映画とは次元が違う。

原作も、非常に渋いし、少し分厚いが読みごたえがある。そしてこの映画は、限られた時間の中でも、原作の真髄を描き出していると思う。

(評価:★5)

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