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[コメント] クレイマー、クレイマー(1979/米)

親のエゴで振り回される子供は本当に可哀相だというのが正直な感想。テッドもジョアンナも子供を手離したくないのは結局は自分のため。だから、親としての2人の生き方には全く共感できなかった。ただ、このシーンには少し救われた気がする ⇒
Pino☆

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







 一審で敗訴となったテッドが弁護士と会話するシーン。「裁判に勝つためなら、何でもする」というテッドに対し、弁護士は「それなら、ビリーを法廷に立たせる」と言う。この提案をテッドは「ビリーを法廷に立たせるくらいなら、裁判は諦める。」と拒絶する。このとき、初めてテッドは子供を気遣う親の表情を見せる。 このシーン以降のテッドは本当に良い親父に見えた。

 法廷で争う二人にとっての子供は、自分の生活に彩りを加えるための道具にしか見えず、子供が気の毒に思えて仕方がなかったが、最後に垣間見せた本来の親の愛情に少し救われた気がした。

(評価:★3)

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このコメントを気に入った人達 (3 人)ぽんしゅう[*] ヒロ天山[*] けにろん[*]

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